小田急線の走行音

(動画のページ)


5000形(2代)    3000形    2000形    1000形    8000形


音声のみ/静止画+音声のページはこちらから

30000形    7000形(全廃)    4000形(2代目)    3000形    2000形    1000形
8000形    9000形(全廃)    5000形(初代)(全廃)    4000形(初代)(全廃)    2600形(全廃)


5000系 小田急5000系
VVVF(SiC)・190KW
製造初年:令和元(2019)年

 老朽化した8000形と1000形ワイドドア車・未更新車を置き換えるために製造された車両。地上線用の車両のため、正面は非貫通となっている。また、車体幅は2900mmとなっており、8000形以来久しぶりの幅広車体となった。足回りは、台車以外は1000形リニューアル車と共通で三菱SiC、主電動機出力は190KW、歯車比は1:6.31である。5M5Tの10両固定編成のみ製造され、各駅停車から快速急行まで、幅広く使用されている。

YouTube公式ページ・アプリでの再生は、こちらから
5008 急行 唐木田 新百合ヶ丘→小田急多摩センター 95km/h '21.12.21収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
足回りは、台車を除き1000形リニューアル車と同じで、音は全く同じです。西武6000系の機器換装車ともほぼ同じ音です。ドアチャイムはJR東日本タイプですが2点式チャイムなのが特徴的です。それとは別に、ドアが開いている間にも、低い音のチャイムが繰り返し鳴るのが特徴的です。はるひ野駅の先で、先行の各駅停車との間隔が詰まり、のんびり走ります。

このページの一番上へ↑


3000形 小田急3000形 小田急3000形
VVVF(IGBT)・180KW
VVVF(IGBT)・190KW
製造初年:平成14(2002)年

 老朽化した2600形、4000形、5000形を置き換えるため製造された4扉ロングシートの通勤車。車体は広幅車体をやめ、2400形以来の裾絞りの無いストレート車体となった。当初は6連ばかり作られた。足回りはモータ出力180KW、歯車比1:7.07で登場。4M2T編成だが、1C6M×2とされており、ユニットの小田原寄りはT台車で実質3M3Tである。この足回りの編成は12本あり、初めの4本は2000形に準じたセミワイドドアで登場、第5編成以降は標準幅のドアとなっている。第13編成以降は足回りがモーター出力190KW、歯車比1:6.06、1C4M、3M3T編成へと大幅に変更され、同時に4M4Tの8連もつくられた。加速度は3.3km/h/sだが、8000形チョッパ車、5000形との併結時には 2.7km/h/sとなる。なお、小田急の6連+4連の運用は広く異系列併結を行うことで有名で、短期間ではあるが本形式のIBGT-VVVF制御・純電気ブレーキ装備車6連+4000系(初代)の抵抗制御・電制無し空気ブレーキ車4連、という営業列車もみられた。なお、6連の一部は、中間車を新造し10両固定編成化された。この際改番が発生している。付番は1000形10両固定編成に準じている。

180KW
YouTube公式ページ・アプリでの再生は、こちらから
3510 各駅停車 本厚木 経堂→和泉多摩川 90km/h '21.12.30収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
2000形譲りの、モーター出力180KW、歯車比1:7.07である3000形初期車の走行音です。制御装置は2000形と同じく三菱製ですが、非同期音は2000形とは異なり、都営6300形IGBT車に近いものとなっています。和泉多摩川駅で下車し、列車を見送ります。

このページの一番上へ↑


2000形 小田急2000形
VVVF(IGBT)・175KW
製造初年:平成7(1995)年

 老朽化した2600形を置き換えるため製造された4扉ロングシート車。小田急初のIGBT方式によるVVVFインバーター制御でモーター出力は 175KW。デザインは1000形類似で、扉は幅1.6mのセミワイドとなっている。4M4Tの8両固定編成のみが製造された。地下鉄乗り入れや異系列併結は行わない。現在、各停を中心に使用されている。加速度は当初は2.7km/h/sだったが、現在は3.3km/h/sになっている。

YouTube公式ページ・アプリでの再生は、こちらから
2404 各駅停車 新宿 座間→相模大野 100km/h '21.12.30収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
2回目のソフト変更が行われた2000形の走行音です。加速時の非同期音が、少し高くなりました。減速時は、ソフト変更前と大差ないようです。

このページの一番上へ↑


1000形 小田急1000形 小田急1000形
VVVF(GTO)・175KW
VVVF(SiC)・190KW
製造初年:
昭和63(1988)年
平成26(2014)年(SiC機器)

 地下鉄直通と輸送力増強を目的として製造された4扉ロングシート車。VVVFインバータ制御でモーター出力は170KW。全線で運用されている。一部はワイドドア車で1500番台に区分されており、地下鉄には直通しない。東急9000系とともに初期のVVVF車特有の起動音が賑やかである。近年純電気ブレーキ対応に伴いソフトの変更が実施され音がかなり変わっている。当初、加速度は地上線2.7km/n/s、千代田線3.3km/h/sだったが、現在は地上線でも3.3km/h/sとなっている。なお、8000形チョッパ車、5000形との併結時には2.7km/h/sとなっていた。4000形(2代目)増備により2010年までに地下鉄直通運用から撤退、本系列は地上専用となった。2014年よりリニューアル工事が始まり、制御装置・主電動機はSiC-VVVF、190KWの全密閉主電動機への換装が行われている。6連+4連の一部の編成は、リニューアルの時に中間に入っている先頭車を中間車化し、10両固定編成化された。この際改番が発生している。なお、リニューアル工事は現在打ち切られており、新5000形の増備もあり、未更新車は2020年から廃車が始まり、2022年に全車廃車となった。現在在籍する車両は、全車リニューアル車となり、10両固定編成と4両固定編成のみとなっている。

YouTube公式ページ・アプリでの再生は、こちらから
1043 急行 唐木田 新百合ヶ丘→小田急多摩センター 95km/h '21.12.23収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
リニューアルが行われた1000形の走行音です。ドア上に17インチのLCDが2台設置され、ドアチャイムはJRタイプに変更されています。戸閉力弱め制御機構も追加されました。走行音は、西武6000系の機器換装車に似ています。小田急永山駅付近では、京王7000系と並走するシーンもあります。

このページの一番上へ↑


8000形 小田急8000形 小田急8000形
界磁チョッパ・140KW
VVVF(IGBT)・190KW
製造初年:
昭和57(1982)年
平成14(2002)年(VVVF機器)

 線内の輸送力増強および中型車の置き換えを目的として製造された4扉ロングシート車である。界磁チョッパ制御で、モーター出力は140KW。全線で使用されている。2002年からリニューアル工事が始まり、2003年度のリニューアル車からはVVVF化も同時に行われた。VVVF機器は初期リニューアル車は3000形(190KW車)と同じものが使用されており、歯車比も1:6.06に変更された。後期リニューアル車は4000形と同じ機器が使用されているが、歯車比は1:6.06となっており、4000形とは異なっている。6連はVVVF化の際に3M3Tに変更され、電装解除された車両は改番されている(4連は2M2Tのままで改番はなし)。起動加速度は、チョッパ車が3.0km/h/s(6連の場合)、VVVF車が3.3km/h/sである。6連2本はチョッパのまま残され、単独で江ノ島線や多摩線の各停に使用されていたが、5000形(2代目)増備により2020年と2021年に1編成ずつ廃車され、全廃となった。VVVF車も5000形(2代目)増備に伴い、2022年から本格的な廃車が始まり、現在廃車が進行中である。

YouTube公式ページ・アプリでの再生は、こちらから
8510 各駅停車 新百合ヶ丘 唐木田→新百合ヶ丘 95km/h '21.12.30収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
3000形3次車と共通の足回りの8000形VVVF車の走行音です。内装は、この編成から4000形と共通化され、座席に設置された湾曲した手すりや、側扉付近の床の滑り止めが黄色いのが特徴です。この編成の次に更新された編成からは、主電動機も4000形と共通の全密閉式主電動機となり、音が大きく変わりました。4000形に準じた内装+3000形3次車と同じ走行音、という組み合わせは、この編成だけです。

このページの一番上へ↑