電車のモーター音のページ

収録機材

ここでは、収録機材を紹介します。


収録機材(音声ファイル)    収録機材(動画ファイル)


収録機材(音声ファイル)
 音声ファイルの収録機材の紹介です。古い順に掲載しています。
機材名 解説など
CE-152 (SHARP)
SHARP CE-152
価格:不明
使用時期:不明(~1993頃?)
公開ファイル数:2

 当サイトで公開している東武2000系と東急7000系の走行音を収録した機材です。もちろん、自前のものではなく、父が当時使っていたSHARPのポケコンPC-1501に付属していたものを拝借したというわけです。このポケコンPC-1501、データを何とカセットテープに保存するという、つまりCE-152はカセットテープドライブ?ということになります。このため、外部の音を録音するにはあまり適しておらず、モノラルの簡易録音程度しかできませんでした。それでも、管理人が初めて音鉄をした記念すべき機材なのであります。当時は録音年月日などのデータを全く記録していなかった点が惜しまれます。現在は管理人の実家に現存していますが、壊れていて動きません。
CM-S330 (AIWA)
AIWA CM-330S
価格:実売1,800円前後(希望小売価格:2,625円)
使用時期:1998年5月29日録音~2007年5月22日録音
公開ファイル数:150

  当サイトで、かなり長い間愛用したマイク。およそ9年の間に同じCM-S330を3回ほど買い替えています。主にポータブルMDと組み合わせて使用。知人にお譲りしたため現存していません。現在はメーカーで製造が打ち切られており、手に入りません。
ECM-CS10 (SONY)
SONY ECM-CS10
価格:実売4,500円前後(希望小売価格:5,880円)
使用時期:2007年8月12日録音~2007年10月12日録音
公開ファイル数:1

 愛用してきたCM-S330の生産が終了するにあたり代替として、さらに高音質を目指して導入したもの。ただ、CM-S330の倍以上の金額がするにもかかわらず、思ったほどの音質ではなかったので、当サイトでは僅か2ヶ月間の使用にとどまりました。2013年12月26日更新以来、公開ファイルは京急2000形(三菱・異音車)の1つだけとなっています。2015年6月に処分したため、現存していません。
ECM-719 (SONY)
SONY ECM-719
価格:実売6,200円前後(希望小売価格:9,240円)
使用時期:2007年10月31日録音~2008年3月12日録音
公開ファイル数:3

 ECM-CS10の代替として導入したもの。VOICEモードとMUSICモードがありますが、当サイトでは全てMUSICモードでの収録となっています。音質もまずまずで、CM-S330以来の愛用マイクとして定着するかと思われましたが、すでにICレコーダーが台頭しており、当サイトでも収録機材をICレコーダーに切り替えることとなり、かなり早い時期に引退となってしまいました。この後は、しばらくの間ICレコーダーの内蔵マイクを使用することとなり、当面外付けマイクから遠ざかることになります。2015年6月に処分したため、現存していません。
R-09 (Roland EDIROL)
Roland EDIROL R-09
価格:実売30,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2008年3月12日録音~2008年9月29日録音
公開ファイル数:14

 時代の流れに乗るべく導入した初のICレコーダー。当時人気があったレコーダーということで、他の機種と比較することもなく購入。試し録音の結果、音質はとても良かったのですが、低音があまりに強すぎ・・・というか、低音域を良く拾うのですが、ダイナミックレンジが狭いようで、トンネル内や列車同士のすれ違いなどの時に音が途切れたり歪んだりしたため(マイクレベルは適正値よりやや低めで、決してピークを超えてはいない。AGCはOFF)、LOW CUTを使用しています(LOW CUT使用により、途切れや歪みは改善)。R-09HR購入時に下取りに出してしまったので、現存していません。また、メーカーで生産が打ち切られています。
R-09HR (Roland EDIROL)
Roland EDIROL R-09HR
価格:実売30,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2008年10月14日録音~2010年9月13日録音
公開ファイル数:67

 R-09に代わるメイン機材として導入したICレコーダー。R-09の後継機で、R-09を下取りに出して購入。R-09より若干高音質になっているようです。R-09の場合と同様の理由により、100HzのLow Cutをかけていましたが(Low Cut帯域について、R-09の場合は200Hz固定でしたが、R-09HRの場合は100、200、400Hzから選択できるようになりました)、低音域のダイナミックレンジの狭さによる歪み、途切れが気になるので、カット帯域を200Hzとして2009年2月18日に試し録音。2009年3月10日以降録音分については正式に200HzのLow Cutをかけることとし、100HzのLow Cutで録音したファイルについてはSound it!でさらに80Hzのハイパスフィルタをかけています。2010年夏にお借りしたTASCAM DR-2dの音に惚れたため、現役引退となってしまいました。現在は妻の所有となっています。なお、現在はメーカーで生産が打ち切られています。
DR-07 (TASCAM)
TASCAM DR-07
価格:実売15,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2009年2月2日録音~2010年10月10日録音
公開ファイル数:35

 サブ機材として導入したもの。サブ機材を物色していた矢先に新発売となったもので、当初はZoom H2が最有力候補だったのですが、Zoom H2を使用した音鉄サイトは既に複数あることや、DR-07に対する期待などを考慮してこちらに決定。音質については、ありのままの素直な表現で好感が持てる。低音はR-09HRの200Hzローカットよりもさらに弱く、低音の表現はメーカーによって大きな差があることを認識させられた(現在はファームウェアアップデートにより、低音ブースト機能が追加されています)。というわけで、こちらはローカットはかけず、ノーマルのまま使用。空調が動く時期や新幹線の走行音はR-09HRよりDR-07のほうが良いようだ。欠点はハンドリングノイズを拾いやすいことと、風吹かれに弱いこと。サブ機材ではありましたが、前述のように音の再現性に差があったため、状況によってR-09HRと使い分けました。DR-2d購入時に下取りに出してしまったので、現存していません。また、メーカーで生産が打ち切られています。
AT9940 (Audio Technica)
AT9940
価格:実売15,000円前後(希望小売価格:23,100円)
使用時期:2009年10月6日録音~2010年9月8日録音
公開ファイル数:39

 低音域の許容度の狭さが泣き所のR-09HRに対し、同等以上の高音質かつ広い許容度を持った外付けマイクとして導入したもの。ECM-719以来久しぶりに外付けマイクが復活しました。必ずR-09HRと組み合わせて使用。R-09HR、AT9940双方ともローカットはかけていない。また、R-09HR側のプラグインパワーをOFFとし、AT9940の電池で給電して使用した。さすがに大口径マイクを使用しているだけあって、広いダイナミックレンジが魅力的。ステレオ感は抜群で周囲の空気感まで捉える。音の再現はナチュラルで癖が無く、好感が持てる。ただし、マイク本体が大きくて目立つため、周囲に人がいない状態でないと使いにくい。R-09HRが引退した後もしばらく予備として保有していましたが、2018年より、電車を眺める動画をLUMIX G7で録画する際の外部マイクとして、久しぶりに復活しました。しかしながら、購入後8年半も経過しており、2ヶ月ほど使ったのち調子が悪くなり、Zoom F1+XYH-6マイクカプセルに代替となり、引退となりました。下取りや中古市場に出せる状態ではなかったため処分し、現存していません。
DR-2d (TASCAM)
TASCAM DR-2d
価格:実売18,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期(おためし):2010年7月30日録音~2010年8月9日録音
使用時期:2010年10月25日録音~2011年7月21日録音
公開ファイル数:37

 はじめ、『DR-2d/DR-08おためしキャンペーン』でお借りしたのち、この機種の音の良さに惹かれ購入したもの。大きさはDR-07に比べ横に広く、奥行きが少ないため平べったいが、手持ちの場合はこの形のほうがグリップ感が良く、持ちやすい。背面や前面周囲部は金属製で、DR-07のようなプラスチック製に比べ、手持ち時の雑音が入りにくい。また、風吹かれに対しても、DR-07より強くなっている。音質は、大変素直な表現。ステレオ感も大変良好で、音に立体感がある。中・高音の表現が大変よく、澄みきった表現で、こもった感じがすることは全くない。低音はDR-07より強いが、とても素直な表現で、R-09HRのように極端に強調されることもない。結果として大変自然な、広がりのある音に仕上がっている。もちろん、ローカットやAGC、リミッターは使用していない。当初はバッテリーの持ちが悪かったが、ファームウェアアップデートにより改善された。2011年以降はSP-TFB-2バイノーラルマイクと組み合わせて使用しました。なお、現在はメーカーで生産が打ち切られています。2台を8年近く使用しましたが、メーカーで製造が打ち切られていたため、3台目を手に入れることが出来ず、故障ばかりして使えないバッテリーモジュールMM-EBM-1ともどもZoom H4n Proを後継にすることとし、2018年、遂に引退となりました。H4n Pro購入時に下取りに出したため、現存していません。
H1 (zoom)
Zoom H1
価格:実売8,800円前後(希望小売価格:11,340円)
使用時期:2010年11月17日録音~2011年3月6日録音
公開ファイル数:7

 24bit/96kHz対応リニアPCMレコーダーの価格破壊を引き起こしたと、発売当時かなり話題となったZoomのICレコーダー。何となく使ってみたくなり、衝動買い…。手に取ってみて、まずその筐体小ささと軽さにびっくり。長時間手持ちでも疲れることはなさそう。ただし、筐体はプラスティック製のため、DR-07同様ハンドリングノイズには注意する必要がある。音質はDR-2dには及ばないもののかなり良好。ステレオ感は十分だが、DR-2dとはやや異なる。これは、マイクの角度がDR-2dの105°に対しH1は90°となっていることによるものだろう。低音も適度で、音に厚みがある。ローカットやRECレベルオート機能は使用しない。バッテリーは単3電池1本のみで、電池の持ちは良いほう。なお、マイク部が露出しているからか、風吹かれにはめっぽう弱く、ウインドスクリーンは必須となる。前述のハンドリングノイズ対策も兼ねて、H1専用アクセサリー・パッケージ(APH-1)の購入をお勧めしたい。こちらも実売2,000円以下と安い。全体的な印象として、基本的機能・音質はしっかり押さえた上に値段が安い、きわめてコストパフォーマンスに優れた製品だと感じました。「高音質でしっかり録音したいが、メトロノームやチューナーといった余分な機能はいらない。そのかわり安くしてほしい」という向きにはうってつけの機材と言える。最大の欠点はmicroSDカードの挿入口の蓋が壊れやすいこと。見るからに貧弱で、私の物は早速壊れました。中に入れておいたmicroSDカードまでやられてしまい、以降使用していません。その後、しばらくの間保有していましたが、2014年6月に処分したため、現存していません。現在はメーカーで生産が打ち切られています。
SP-TFB-2 (The Sound Professionals)
価格:実売10,800円(希望小売価格:99.00米ドル)
使用時期:2011年10月16日録音~
公開ファイル数:346

 当サイトに初めて導入したバイノーラルマイクで、米The Sound Professionals社の製品。この機種は、マイクの感度別に2種類が存在しますが、当サイトでは高感度バージョンのSP-TFB-2Hを使用しています。当初はアドフォックス社のBME-200を検討していました。音源を求めてyoutubeやニコニコ動画を訪れたところ、偶然見つけたニコニコ動画内「☆高音質☆立体音響 ディズニーランド1周 ヘッドホン推奨」で使用されていたSP-TFB-2の音質に惚れ込み、導入に踏み切りました。価格はBME-200の半額程度。取扱店は少なく、日本国内ではサウンドハウスのみ。そのほか、The Sound Professionals社の通販(クレジットカード必須、米ドル決済、アメリカから国際郵便で配送)か本家アメリカのAmazon.com(クレジットカード必須、日本円決済も可、アメリカから国際郵便で配送。常に在庫があるわけではない)を利用するしかない。音は期待通りの高音質で、立体音響の威力を十二分に感じる。欠点は装着しにくいこと。2018年5月録音分まではDR-2dと組み合わせて使用し、プラグインパワーは使用せず、バッテリーモジュールMM-EBM-1から給電しました。この場合、無指向性マイクの特性上、低音が出過ぎるため、ローカットを使用しました。2012年2月12日録音分からMM-EBM-1で69Hzをカット、それ以前のものもパソコンで同等程度にカットしました。このMM-EBM-1、故障ばかりして使えない(1台目は突然死して全く使えなくなり、2台目も調子が悪く時折雑音が入る)ので、2018年8月以降はZoom H4n Proと組み合わせ、SP-XLRM-MINI-2-PHANTOMケーブルを介してファンタム電源で給電し使用しています。なお、このケーブルは本家The Sound Professionalsの通販でしか手に入りません。ファンタム電源による給電の場合は、ローカットは使用していません。現在、同一型番3台目となっており、当分の間使用する予定です。

SP-TFB-2再生リスト

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収録機材(動画ファイル)
 動画ファイルの収録機材の紹介です。
機材名 解説など
Lumix G7(Panasonic)
Lumix G7
価格:実売48,000円(ボディー)(希望小売価格:オープン)
使用時期:2018年3月27日収録~2019年11月11日収録
公開ファイル数:16

 YouTubeでの走行音の公開を始めてから3年あまりとなり、音だけでなく動画も楽しんで頂くべく、当サイトでも動画を公開することになりました。そのうち「電車を眺める動画」と題した走行シーン・発着シーンを集めた動画を撮るにあたり、それまで形式スナップ写真に使っていたLumix G7をそのまま流用したもの。Panasonicの一眼は動画機能も充実しており、フォーサーズのセンサーサイズは、ハンディカムで一般的な1/2.3型のおよそ9倍もの面積となり、画質は良い。レンズは14-42mmを約25mmに固定(35ミリ換算で約50mm)して使用しています。画質は基本的に1080P60fpsで、シャッタ速度を1/120に固定しています。画質は概ね満足ですが、内蔵マイクはあまりに貧弱なため、音を楽しむためには外付けマイクは必須となる。当サイトでは、以前走行音用として使用し、しばらく保管していたAudio TechnicaのAT9940を久しぶりに引っ張り出し、カメラのマイク端子に直付けで使用。これにより、映像・音声ともに概ね満足のいく仕上がりとなりました。手振れ補正をONにして手持ちで撮影。一時期ジンバルの使用を検討しましたが、持ち運ぶ機材があまりに多く重たくなることと、セッティングが面倒で、機動性が著しく損なわれる(仕事ついでにちょっと立ち寄る、などといったことが全くできなくなる)と判断し、手持ちでの撮影となりました。筐体の形は写真用カメラそのもので、長時間持つのに適した形ではないので腕が疲れます。形式スナップ写真時代から3年ほど使用しましたが、ずいぶんくたびれてきたので別機種に交代となりました。外付けマイクについて、AT9940は購入後8年半も経過しており、2ヶ月ほど使ったのち調子が悪くなり、Zoom F1+XYH-6マイクカプセルに代替となり、引退となりました。Zoom F1+XYH-6については、音声は別録り合成としています。

電車を眺める動画再生リスト
α6400(SONY)
α6400
価格:実売120,000円(パワーズームキット)(希望小売価格:オープン)
使用時期:2021年10月5日収録
公開ファイル数:1

 Lumix G7に代わる、「電車を眺める動画」用機材として導入したもの。センサーサイズは、マイクロフォーサーズのG7に対しこちらはAPS-Cと、より大型になったにもかかわらず、本体サイズがG7より小さくて軽いので、使いやすいです。レンズは、いわゆるキットレンズのSELP1650と24mm単焦点を、動画用に使用しています。SELP1650は、電動ズームを生かして、当サイトの「電車を眺める動画」初のズーム機能を使用した動画となりました。画質は、4K30Pとしています。4K60Pには対応していませんが、画質は、十分に良く、満足のいくものです。本体に手ブレ補正が無いため、ZHIYUN CRANE M2ジンバルを使用しています。このジンバルも小型でかさばらないため、持ち運びも楽で、大変使いやすいです。このように、使いやすいα6400ですが、最大の欠点がAFです。この機種のAFはきわめて高性能で、合焦速度は大変速いのですが、動画撮影モードにすると、AFはAF-Cしか選択できない状態になってしまいます。この状態で撮影中に電車の動きに合わせてカメラを振っていて、その最中に画面内に架線柱などが入った場合、その架線柱にものすごい勢いでピントが合ってしまい、肝心の電車からピントが外れてしまいます。このため、MFモードにし、ピントを数十メートル先に当て、絞りをF8程度まで絞り被写界深度を深く取ることで対応しています。音声については、別録り合成としています。2023年、4K60Pに対応したα6700にバトンタッチし本機種は引退となりました。α6700購入時に下取りに出したため、現存していません。なお、このα6400は、SEL18135とのセット品として購入していたため、SELP1650と単焦点レンズはそのまま手元に残しています。

電車を眺める動画再生リスト
AT9940(Audio Technica)
AT9940
価格:実売15,000円前後(希望小売価格:23,100円)
使用時期:2018年3月27日収録~2018年6月13日収録
公開ファイル数:10

 2009~10年のシーズンに走行音収録用として使用し、その後しばらく保管していたマイクを、内蔵マイクが貧弱なLumix G7の外部マイクとして使用したもの。G7のマイク端子に直付けして使用しました。購入後8年半も経過しており、2ヶ月ほど使用したのち調子が悪くなり、Zoom F1+XYH-6マイクカプセルに代替となり、引退となりました。下取りや中古市場に出せる状態ではなかったため処分し、現存していません。2007年に発売開始されたこの機種の特筆すべき点は、現在も生産・販売されている現行機種ということです。大変息が長い製品で、それだけ完成度が高く、多くの支持を得られているということでしょう。音の傾向などは走行音機材の欄に書いてありますが、大変魅力的な機種であることは間違いありません。ただ、当サイトではLumix G7以外の機種でも映像を撮る可能性を見越して、別録りができる小型ICレコーダーを後継機種とすることとし、2台目のAT9940購入とはなりませんでした。
F1+XYH-6(Zoom)
F1+XYH-6
価格:実売23,000円前後(希望小売価格:オープン)(F1-SP)/実売6,600円前後(希望小売価格:9,000円)(XYH-6)
使用時期:2018年10月25日収録~2023年6月20日収録
公開ファイル数:2

 「電車を眺める動画」と題した走行シーン動画の音声収録用に使用し、調子が悪くなったAudio TechnicaのAT9940に代わる機種として導入した小型ICレコーダー。2018年2月に新発売となったもので、Zoom公式サイトで一眼カメラの上に乗っている本製品の姿を見て即決。すでに発売となっているH5とH6用のマイクカプセルが接続できるということで、評判の良いXYH-6マイクカプセルを同時に購入し、使用しています。大口径マイクが採用されており、音の再現はナチュラルでバランスが良く、耐圧にも優れています。マイクの角度は120°で使用しており、前機種のAT9940と音の再現は大きくは変わりませんが、それまでカメラのマイク端子に直付けだったのが、今回はF1側に24bit/96kHzで収録した音声を使用し動画を作成しているため、少し音質が上がっているように感じます。レコーダーは小さく軽く、マイクの音質は良く、カメラのマイク端子と接続した場合、トーン信号を出すサウンドマーカー機能も付いており、大変便利です。特に欠点は無かったのですが、32bit float対応の同社F3にバトンタッチ、マイクカプセルはベリンガーB5マイクにバトンタッチし、引退となりました。中古市場に放出したため、現存していません。
iPhone 7 Plus(Apple)
iPhone 7 plus
価格:実質46,080円(希望小売価格:75,800円)
使用時期:2018年3月1日収録~2018年9月27日収録
公開ファイル数:8

 走行音のYouTubeでの公開を始めて3年あまり、動画共有サイトの文字通り、動画も楽しんで頂けるよう、従来の走行音の収録にプラスして動画も収録し、「走行音動画」として公開したもの。さすがに車内で一眼カメラを構えるのは気が引ける上、一定時間安定した状態でホールドさせるのは困難なため、手持ちのスマホの本機種を使用しました。音声は従来通りTASCAM DR-2dまたはZoom H4n ProとバイノーラルマイクSP-TFB-2の組み合わせで、別々に収録し合成しています。小さいセンサーにもかかわらず、映像はきれいです。初めのうちは標準のカメラアプリを使用しましたが、のちにFiLMic Proというアプリを使用しました。手ぶれ補正はオンにしていますが、結構ブレます。また、レンズの焦点距離(公称)は35ミリ換算で28mmということですが、想定以上に画角が狭く、意外と使いにくいことがわかりました。また、iPhoneの動画はVFRなので、音声をそのまま合成しようとすると音ズレしてしまうため、CFRに変換する必要があり、このため新たなソフトが必要となるなど手間がかかりました。このため、当サイトでは僅か半年間の使用にとどまりました。

走行音動画再生リスト
GoPro HERO 7 Black(GoPro)
GoPro Hero 7 Black
価格:実売48,000円前後(希望小売価格:53,460円)
使用時期:2018年10月18日収録~2019年12月6日収録、2020年2月13日収録~2020年2月18日
公開ファイル数:91

 走行音動画収録用ビデオカメラとして、意外と使いにくかったiPhone 7 Plusの代替として導入したもの。センサーサイズは一般的な1/2.3型で、1型やフォーサーズなど大きなセンサーに比べ細部の描写は劣りますが、画角は広く、小さくて軽いため使いやすいです。また、Goproはパンフォーカスのため、ピントが合いにくい場面でiPhone 7 Plusのように何度もピントを合わせようと試みて、何度もぼやけたりすることがありません。さらに、「HyperSmoothビデオ」と称するこの機種の手ぶれ補正は秀逸で、iPhone 7 Plusでは小刻みに揺れてしまうような場面でもこちらはそのようなことは全くなく、充分に見ることができる映像となります。設定は、試行錯誤ののち画角は魚眼無効に、カラーはフラットにそれぞれ設定しています。音声は従来と同じくZoom H4n Pro+SP-TFB-2で別々に収録し、合成しています。欠点は、水平が取りにくいことと、シャッター速度によっては蛍光灯のチラつきが出てしまうこと、そしてこれが最大の欠点ですが、時々録画中にフリーズすることです。iPhoneの欠点はほぼクリアされ、小さくて持ち運ぶ際もかさばらず、大変使いやすいのですが、フリーズには泣かされます。メーカー推奨のSDカードを使用しているのですが…。アクションカメラをこのような用途に使う人は少ないかもしれません。2019年11月のファームウェアアップデート(V1.90)により、フリーズはかなり減少し、安定動作するようになりました。その後、後継機種のGoPro HERO 8 Blackを導入したのですが、結果が芳しくなく、収録を本機種に戻すことに決めた矢先にコロナ禍となり、収録を当面取りやめることになってしまいました。HERO 9 導入時に中古市場に放出したため、現存していません。

走行音動画再生リスト
GoPro HERO 8 Black(GoPro)
GoPro Hero 8 Black
価格:実売49,000円前後(希望小売価格:50,800円)
使用時期:2019年12月19日~2020年2月7日、2020年2月21日収録
公開ファイル数:31

 走行音動画収録用として使用してきたGoPro HERO 7 Blackの後継機種。7に比べてフリーズしにくくなったという情報を得て購入。足が本体直付けとなり、フレームが廃止されたため、電池交換がかなり楽になりました。7からさらに進化したという手ぶれ補正「Hypersmooth2.0」に期待しつつ7と同じ設定・セッティングで収録を行いましたが、どういうわけか、近景(列車内)が、本当に手ぶれ補正が効いているのかと思うほどよく動いてしまいます。とくに斜め方向と前後方向は明らかに7より動いています。初期不良を疑い、別個体をレンタルして試してみましたが、結果は同じでした。電車を下車する際に椅子から立ち上がり歩いて車外に出る映像を見ると、手ぶれ補正はしっかりと効いているようです。8の手ぶれ補正のセッティングが7と異なっているようで、自分の使い方では、8の補正より7の補正のほうが向いていたようです。なお、8の手ぶれ補正には、7と同等にする機能もありますが、あまり変わりませんでした。カメラを振ったときの追従は、7はヌルっとワンテンポ遅れてくる感じでしたが、8はかなりキビキビ動くので、それも原因の一つかもしれません。画質については8のほうがシャープネスが強く、色乗りが良すぎてベタっとした感じです。少し暗くなるとずいぶん滲むので、7に比べあまり好感は持てませんでした。両者を並べてよく見ると、レンズが7より8のほうが小さいです。焦点距離も絞り値も同じはずなのですが、前玉の有効口径は8のほうが小さく、それが画質の差となって現れていると考えられます。このようなことから、3ヶ月ほど使ったのち、8を手放し7に戻すことに決めました。旧機種を残し、新機種を手放すという、前代未聞の事態となってしまいました。8の購入時に7を下取りに出しておらず、手元にあったこと(7の開封時に開け方がわからず外箱を破壊してしまったため売らずに残していた)、7のファームウェアアップデート(v1.90)によりフリーズしにくくなったことも、それを後押しすることになりました。8の購入時に某ネットショッピングサイトの大盤振る舞いの各種キャンペーンに乗って購入しており、売却時も現行品の美品扱い(自分の使い方では、外観はほとんど痛まない)となり、高く売却できたため、金銭的な損失がほとんど無かったのが不幸中の幸いでした。7が良かっただけに、かなり残念でした。その後、2022年4月11日に、GoPro純正アプリ「GoProプレーヤー+ReelSteady」がリリースされ、ブレをほぼ完璧に補正できるようになりました。このアプリ、もっと早く出して欲しかった…。



走行音動画再生リスト
GoPro HERO 9 Black
(GoPro)

GoPro HERO 9 Black
価格:50,000円前後(希望小売価格:54,000、1年間サブスクリプション加入で43,000円)
使用時期:2021年9月16日収録~2022年4月23日収録
公開ファイル数:54

 結果が芳しくなく売却したGoPro HERO 8、使用を継続することに決めたものの古くなってきたGoPro HERO 7に代わるカメラとして、コロナ禍後を見越して購入。30fpsながら5K録画も可能など、ハードウェアの刷新が図られており、期待していました。実際に届いて、自宅で動作チェックをしたところ、スマホアプリによる録画中のプレビューが出来ないことが判明。自分の録画した動画の半分程度はスマホによる録画プレビュー機能を使っているため、これには困りました。 この機能を使っている人は結構いるようで、ネット上にも困っている旨書き込みがあったほか、公式のGoProサポートハブにも質問が寄せられていました。その解答は『HERO9 Blackを使用した録画中のGoProアプリでのライブプレビューは、カメラがプロセスを実行するために追加のエネルギーを必要とするため、サポートされていません。録画中にWi-Fi経由でライブフィードを送信することはできません。』とのことです。 今まで当たり前にあった機能が突然削除され、しかもそのことが商品紹介等のページに全く記載されておらず、買って動かしてみないとわからない…そして発売後1ヶ月ほど経ってユーザーからの質問に答える形で出された公式サポートの回答は、対応していないという……この件でGoProにはかなり不信感を持ちました。1度目のファームウェアのアップデートを待ちましたが、対応する見込みがなさそうなので、一旦売却しました。しかし、2021年秋、コロナが一旦収束しかけた時期に、再び買戻し、録画中のプレビューを使用しない新たな方法で収録を行うようになりました。熱暴走しやすい欠点はありますが、8よりは画質が良く、優れたアプリ、ソフトにより、収録時の欠点をある程度補えるようになったので、2021年秋~2022年春のシーズンは、この機種で収録しました。Hero 11導入時に中古売却したため、現存していません。2023年7月30日更新分より、Gyroflowというソフトにより、謎のカクカクを、複数に分かれたファイルも一括して抑えることができるようになりました。それ以前に公開したファイルも、順次再編集する予定です。

走行音動画再生リスト
GoPro HERO 11 Black
(GoPro)

GoPro HERO 11 Black
価格:60,000前後(希望小売価格:72,000円、1年間サブスクリプション加入で58,000円)
使用時期:2022年10月6日収録~
公開ファイル数:4

 2022年春まで使ったGoPro HERO 9 Blackに変わる機材として導入したもの。プロセッサーが9のGP1からGP2へ刷新されており、メニュー等がサクサク動くようになりました。また、謎のカクカクや露出コントロールが利かなくなることも無くなり、使いやすくなりました。スマホアプリによる録画中プレビューは、相変わらずできませんが、この機能を使わずに収録するのは慣れたので、問題なくなりました。画質の設定は、2022年秋~2023年冬のシーズンは9とほぼ同じで、収録時間が短い(おおむね20分以内)動画のみ、11から新たに追加された機能である10bit撮影をしています。2023年冬~2024年春のシーズンは10bit撮影をやめ、5.3Kで収録しています。いずれのシーズンもフレームレートは50fpsに設定し、蛍光灯を装備した車両の収録の際、フリッカーが出ないようにしました。カメラの機能は成熟しており、毎年新しいバージョンに買い替える必要もなさそうなので、少なくとも2年間は使用することになりそうですが、10bitで長回ししてもオーバーヒートしないなど改善が見られた場合には、次期バージョン(Hero 12)に更新するかもしれません。

走行音動画再生リスト
SP-TFB-2
(The Sound Professionals)

価格:実売10,800円(希望小売価格:99.00米ドル)
使用時期:2018年3月1日収録~
公開ファイル数:192

 走行音動画の音声部分を収録しているバイノーラルマイク。従来の走行音の収録と同じ方法で収録し、映像と合成して動画を作成しています。2018年5月収録分まではTASCAM DR-2dレコーダーとの組み合わせで、2018年10月~2019年10月はZoom H4n Proレコーダーと、2019年11月~はTASCAM DR-100mkⅢとの組み合わせとなります。当分の間使用する予定です。
DR-2d(TASCAM)
TASCAM DR-2d
価格:実売18,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2018年3月1日収録~2018年5月11日収録


 従来の走行音の収録からの流れで、バイノーラルマイクSP-TFB-2と組み合わせて使用していたレコーダー。マイクの性能を最大限生かすため、プラグインパワーは使用せず、バッテリーモジュールMM-EBM-1から給電し使用しました。このMM-EBM-1、1台目は突然死して全く使えなくなり、2台目もほどなく調子が悪くなり雑音が入るなどしました。価格は10,800円と高く、信頼性を考えると3台目を購入する気になれず、給電方法を検討しました。その結果、SP-XLRM-MINI-2-PHANTOMケーブルを介してファンタム電源で給電するという結論に達し、機種を検討。Zoom H4nに決定し、本機種は引退となりました。 H4nPro導入時に下取りに出したため、現存していません。
H4n Pro(Zoom)
H4n Pro
価格:19,500円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2018年10月23日収録~2019年10月29日収録


 故障ばかりして使えないバッテリーモジュールMM-EBM-1を使用しない給電方法を検討した結果、SP-XLRM-MINI-2-PHANTOMケーブルを介してファンタム電源で給電するという結論に達し、機種をTASCAM DR-40とZoom H4nの2機種に絞り検討。DR-2d(単三電池2本使用)の時代に4本セットの単三充電池を複数回に渡り買っていたため、電池3本使用のDR-40では、異なるロットの電池の混用を避けようとすると効率が悪いので、2本単位で使える本機種に最終決定しました。ただし、単三電池だけでは、マイクにファンタム電源で給電すると、あれよあれよという間に電池が減っていくので、モバイルバッテリーを併用しています。SP-TFB-2との組み合わせで、使用しましたが、なぜかファンタム電源をマイクに供給した状態だと、音量MAXが-6dB付近となり、レベルを相当低くしてもピークを越えてしまいます。 電車の走行音には大きな問題はありませんでしたが、バスの走行音はほとんど音割れして失敗したため、1年ほど使ったのち、DR-100mkⅢにバトンタッチとなりました。その際に下取りに出したため、現存していません。内蔵マイクを使っての収録は、一度もしませんでした。
DR-100 MKⅢ(TASCAM)
DR-100mk3
価格:40,000円前後(希望小売価格:オープン)
使用時期:2019年11月18日収録~


 ファンタム電源をマイクに供給した状態だと、なぜか音量MAXが-6dB付近となり、バスの走行音はほとんど音割れして失敗してしまったH4n Proに代わる機種として導入したもの。DR-2d以来約1年半ぶりにTASCAMに戻りました。当サイト初のフラッグシップ機で、多機能・高音質です。マイクは変わらずSP-TFB-2のままで、録音方法もH4n Pro時代と変わらないため、せっかくの多機能も宝の持ち腐れのような気もしますが、H4n Proの欠点(マイクレベルの問題)は解消されており、それだけでも価値があると考えています。音は、同じ外部マイクを使用する場合での比較ですが、H4nに比べ、若干高音寄りになっているように感じます。高音がかなりクリアに聞こえますが、低音も決して弱いわけではなく、全体的に音は良いです。 電源は内蔵バッテリー(リチウムイオン)と単3電池2本の組み合わせで、さらにmicroUSB-B端子に接続することでモバイルバッテリーもからも給電できるため、かなり安心です。大きくて重いのが難点ですが、機能・音質とも満足しています。内蔵マイクは使いませんが…。Zoom f3導入後も予備として、当面保有しようと思います。
F3 (ZOOM)
F3
価格:35,000円前後(希望小売価格:35,000円←公式Zoom storeの価格)
使用時期:2023年6月20日収録~

 話題の32bit float録音をしてみたくなり、手軽に使用できそうな機材として、試しに導入したもの。音の大小にかなり差がある走行音収録にとって、マイクレベルの調節はとても難しいのですが、このZoom f3には、なんとマイクレベルの設定がありません!マイクをつないで、電源を入れ、ツマミを動かし録音状態にするだけという、きわめて簡単な操作性となっています。小さく記録された音を拡大してもノイズが乗らない、大きく記録された音の音量を下げても、破綻していない(音割れしていない)、まさに夢のようなシステムです。DR-100MKⅢと比べ、大きさは小さく、重さも軽いです。電源は単三電池2本。これだけだと、ファンタム電源を供給するとあっという間に電池が無くなってしまいますが、USB-C端子にモバイルバッテリーから給電することができるため、長回しも十分可能です。本機種の初収録は、電車を眺める動画となりましたが、走行音収録でも2023年シーズンからメインで使用しています。当面メイン機種として使用する予定です。

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